図面について
一日5~10件。
個人のお客様からメールでお問い合せ頂く件数です。
お電話・FAXを含めると大体10件以上となります。
お客様の多くは図面やイラストなしで、文面にてお問い合せ頂く事が多いです。
もちろん全く問題ありません。
普通私共のような町工場はまず図面ありき、で図面が無いと受け付けてくれないところが多いです。
それは普段企業から受け取る正式な図面に慣れているからなので仕方ありません。
逆に言えば個人の方であっても、きちんとした図面が描ければ、近くの町工場でも受け付けてくれると思います。
図面というのは不思議なもので、一枚の紙に個性がとてもよく表れてしまいます。
よく言われるのは光学系メーカーの図面は整っていて見やすく、間違いが起きにくい図面です。精度が厳しいので図面もきちんとしていないと、良い物が作れない、と昔ながらの職人は口を揃えて言うでしょう。
弊社では古くから試作開発関連に携わっている事から、研究者の方、大学生の方の図面を拝見する機会が非常に多く、この方達は図面を描くのが専門では無いので、昔から社内で図面を描き直す事で対応して参りました。
頂く図面の多くは、いわゆるポンチ絵で、方眼紙にフリーハンド、或いは定規を使って描いた物です。
最近ではイラストレーターやパワーポイントで描かれた物が多くなりました。
もちろん図面としては間違いないのですが、私共加工屋からすると欲しいところに寸法が出ていなかったり、この方向から見た図があると理解が早い、と言う時には加工時のトラブルを未然に防ぐ為、描き直す事が欠かせなくなっております。
全て描き直すわけではなく、そのまま使用する図面もたくさんあります。
昔は、簡単な部品などは電話で、口頭でサイズを伝えて頂き、その日に製作してその日に送る、等と言った超特急の加工を行った事もありました。
このように弊社では図面が無い事への対応に慣れている為、まずは文面でご相談頂いても全く問題ありません。
但しこの場合には、正確なお見積りは出来ませんので、大雑把な概算価格となりますことを、予めご了承ください。
大雑把な価格も出せないような場合は、こちらからお問い合せ致しますので、回答が得られ次第、お見積りを致します。
正式には、図面・仕様が固まり次第、お見積書を提出致します。
設計を専門とする方であっても、まずは紙にフリーハンドで絵を描いたり、発想をメモしたり、やはり手書きが一番だと言う方も多いと思います。
そのあとの製図は、今はCADがスピーディで確実ですので、専門の方にお任せして、と言う方法が良いのでは、と思います。
弊社は設計が専門ではありませんが、担当者は設計歴15年以上ですし、加工屋ですので加工のノウハウも豊富で、加工しやすい=コストが掛からない設計を得意としております。
現在も5種類ほどの、10数点からなる装置物のプロジェクトを同時進行で進めており、お客様は大学、企業、個人の方などさまざまです。
もちろん全て弊社の方で設計・製図・加工を行います。
個人の方であっても企業のお客様と同じく、装置物を製作致しますので、お気軽にご相談ください。
(画像は弊社で完全設計、加工を行った部品の3Dオブジェクトです)
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