カメラ用アダプター
カメラに特殊なレンズを取付ける為のアダプターを製作致しました。
カメラはもちろん、レンズも特殊なもので、お互いを取付ける事が出来ない為、ネジで連結する、というご依頼です。
フィルター用のステップアップリングなどはよく製作しますが、前後の位置を微調整する為にローレットリングも合わせて製作致しました。
材質はアルミで、艶消し黒アルマイト仕上げです。
東京・新宿にある町工場からお届けしています。掲載している製品は、全て個人のお客様からご依頼頂いたものです。
個人のお客様は1-OFF.jpもご覧ください。お問い合せはinfo@micro-ind.co.jpまで。
2012年06月の記事は以下のとおりです。
カメラに特殊なレンズを取付ける為のアダプターを製作致しました。
カメラはもちろん、レンズも特殊なもので、お互いを取付ける事が出来ない為、ネジで連結する、というご依頼です。
フィルター用のステップアップリングなどはよく製作しますが、前後の位置を微調整する為にローレットリングも合わせて製作致しました。
材質はアルミで、艶消し黒アルマイト仕上げです。
ステンレスで、薄いワッシャーを製作しました。
これより薄い物は、シムと呼ぶ時もありますが、光学系の製品で、厚みを調整する時によく使用されています。
シムを製作する場合は、0.1mmや0.01mmなど、とても薄いものを色んな形にカットしています。
これまでにも当ブログで何度かご紹介しておりますが、アルミ材は厚みを問わず、表面が綺麗な材料が入手可能です。
弊社ではアルミ以外にステンレスや銅系の材料などをよく扱っていますが、厚みに関してはアルミが一番優れている材料だと思います。
表面が綺麗なのはもちろん、板の厚みが均一に出来ていて、0.01を争う平面にも、材料のままで対応可能なほどです。
ステンレスや他の材料では、このように精度が出ている材料はありません。
ステンレスは、厚み6mmまでは、凹凸のない綺麗な材料が入手可能ですが、6mmで購入しても厚みが5.8mmとか5.9mmとか、バラバラな精度で販売されております。
さて今回ご紹介致しますのは、アルミの表面と、フライス盤という板を切削する機械でアルミ表面を削った場合の比較です。
アルミ材を買った時の状態です。材種により個体差はありますが、大体このような表面です。
フライス加工で切削すると、カッター跡(ツールマーク)と申しまして、円弧の線が表面に残ります。
上の写真の状態で、どちらも指で触ってはっきりと凹凸が分かるようなものではないですが、外観は明らかに異なります。
弊社では、アルミ材に関しては素材購入時の状態を最優先し、できるだけ手を加えないようにしています。表面を削ったり、磨いたりすると、元の綺麗な状態を損なうことになる為です。
銅系の材料でも、素材のまま使う事が多いですが、ステンレスや鉄は両面を削ることが前提となっております。
素材の状態や厚みについて、詳しくはお問い合せください。
個人のお客様では珍しいですが、銅のパーツも、弊社で毎日のように製作している材料です。
ご存じのように、導電性や熱が伝わりやすい材料で、10円玉のように、とても変色しやすい材料ですが、ほとんどメッキすることなく、このまま納める事が多いです。
写真は色が白っぽくなっていますが、無酸素銅という、弊社では普段よく使っている一般的な材料で、新品の10円玉と同じ色です。