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2010年12月の記事は以下のとおりです。

本年度実績

  • 2010/12/29 09:31
  • カテゴリー:

本年度も当ブログをご覧頂き、ありがとうございました。

ブログをご覧になってお問い合せを頂く事や、写真だけでなく、記事についても参考になったとご連絡頂く事も多く、有効に利用して頂きありがたく思っております。

個人のお客様におかれましては、精密部品、特に切削加工品がどのようにして出来上がるのか、どのようにすればコストが下がるのか、また材種についてなど、分からない事が多々あると思いますので、今後も、日本の町工場を代表するつもりで製品紹介の記事を書いて行きたいと思います。

最近に限った事ではありませんが、海外の製品で不具合が起きたり、対応が悪くてやはりモノ作りは国内で・・・というご連絡を頂く事があり、日本人のモノ作りに対するこだわり、品質は世界一だと信じております。
私共の工場に限らず、これは日本全国の町工場に当てはまると思いますので、お近くに町工場がありましたら、どうぞ、ごひいきにお願い致します。


さて上の画像の通り、ミクロ工業の本年度実績は、お客様総数156名様、製作数282種類、となっております。もちろん個人のお客様に限った数字です。
複数個製作した部品も沢山ございますので、製作した部品総数は1,000個を軽く超えます。

ブログに掲載されているのはごく一部である、と言う事がお分かり頂けるかと思いますが、掲載をご許可頂いたお客様には改めてお礼を申し上げます。

今後も、個人の方でも単品で、一回限りのパーツを製作出来る、と言う事を世界にアピールして行きたいと思っております。

毎日たくさんのお問い合せを頂いておりますので、単純な疑問でも、どうぞお気軽にご質問ください。

簡単なご質問は、お問い合せフォームが便利だと思います。

ミクロ工業は、12/30~1/4まで休業させて頂きます。
この間お問い合せ頂いた方は、1/5から順次回答致します。

それでは来年度も、ミクロ工業を何卒宜しくお願い致します。

カメラ用部品

  • 2010/12/27 09:54

164.jpg

当ブログでよくご紹介するタイプのアダプターです。

写真右上に写っている既存品に合せてネジ加工を致しました。

材質はアルミで、艶消し黒アルマイト仕上げです。

アルミ部品

  • 2010/12/21 09:56

161.jpg

小さなブロック状の部品を製作致しました。

材質は一般的なアルミ、A5052で、光沢黒アルマイト仕上げです。

スピーカー用スタンド

  • 2010/12/17 14:35

160.jpg

材質は超々ジュラルミンのA7075で、光沢黒アルマイト仕上げです。

一見簡単な部品に見えますが、中央にはネジ穴が開いており、実はこのネジは国内では非常に珍しい規格です。

日本はヨーロッパなどと同じくメートルのネジなので、それ以外のネジとなると、アメリカなどにあるインチネジの規格となります。

メートルのネジであれば問題になる事は少ないですが、インチの場合は、オスネジの場合は工作機械で切るだけなので、あらゆるサイズ、ピッチのものが加工できますが、板物でメスネジの場合はヘリカル加工で削るか、タップを用意するか、どちらかになります。
(丸棒から四角く仕上げる複合加工の場合はこの限りではありません)

インチのネジも、長年の積み重ねで沢山の規格のタップを所有していますが、今回は初めて取り扱う種類だったので、お客様にご了解を得て、新しくタップを購入致しました。

サイズはマイク用スタンドとして、広く流通している「5/8-27 UN」という規格です。
マイクスタンドに決まった規格がある事を今まで知らなかったのですが、国内では余り知られていない規格ですので、もしこのスタンド用の部品で製作したい物などがありましたら、是非一度ご相談ください。

今回お客様に取り付けた状態の写真を2枚頂きましたので、併せてご紹介致します。
マイクスタンドの上にスピーカーを置くためのもので、まるで一つの商品と見間違うばかりです。それぞれ材質は違うのですが、色合いも揃っていて、こだわりが感じられます。

とてもご満足頂けたようで、私共も嬉しく思います。

弊社は創業時から、試作・開発部品をたくさん製作してきた関係で、色んな規格のネジを加工してまいりました。
以前、知人から、インチネジを加工するのは難しいと聞いたが、実際はどうなのか?
と質問されたことがありますが、全くそんな事はありません。
工作機械によっては、インチネジを切る事ができない機械もありますが、光学部品を製作しているような機械は、とても細かいピッチのネジも切る必要があるので、ネジに関してはあらゆるものが加工できます。しかも高速で切削できるので、綺麗に仕上げる事が出来、正に光学製品向けの機械、と言う事になります。

反面、鉄材を沢山削るような、重切削には向かないので、機械によってそれぞれ、向き、不向きがあることになります。

先日もある大学のお客様から特殊なピッチのネジ加工を依頼された際、日本では入手不可能な工具を、アメリカから直接購入して加工致しました。
今はインターネットのお陰であらゆる物が入手可能になり、日本になくても海外に存在するのであれば、それを手に入れて加工する、そんな時代になりました。

スチール製部品

  • 2010/12/15 14:55

159.jpg

スチール(鉄)の中でも安価な、SS400と言う材料で小さな部品を製作致しました。

写真では分かり辛いですが、この部品を横から見ると台形になっていて、私共ではよく「アリ」と呼んでいる構造の部品です。

この台形の部分が隙間無く「アリ溝」と呼ばれる溝に入って動作し、昔から、微動調整機構などによく使われています。

ガタが無いので光学機器の調整にもよく使われており、弊社で設計する際も、部品がスライドする部分にはよくこの機構を用いております。

新規に設計する際は、アリとアリ溝を両方同時に製作するのですが、今回は溝の方だけをお預かりして、アリだけを製作致しました。
現物合わせの加工となるため、容易な作業ではありませんが、昔からよく作っている部品なので、特に問題なく製作できました。

個人のお客様で、これだけ精密な部品をご依頼頂く事は余りありませんが、隙間無くフィットする状態や、精密な動作が必要なのは個人のお客様・法人のお客様、と、区別する事はできないと思いますので、個人のお客様でもご遠慮なくお問い合せください。

自動車用外装パーツ

  • 2010/12/13 09:42

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個人のお客様に限らず、企業のお客様からも、鏡面仕上げについてお問い合せ頂く事がありますが、鏡面仕上げと申しましても色んな種類がございまして、個人のお客様にご依頼頂くような、一般的な鏡面磨きの程度でしたら、弊社社内で安価に製作が可能です。

これは精密部品の分野から見ますと、とても鏡面とは言えないのですが、目立つ傷がなく、光沢を放ち、綺麗な外観の部品です。

弊社で特に光学機器・半導体関連のお客様からご依頼を頂く鏡面仕上げの場合は、ラッピング加工を用いることがあります。
研磨の一種ですが、工作機械で極限まで磨き上げるため、本当の鏡のような状態になります。
以前、記事にした事がありますので、興味がある方はこちらをご覧ください。

今回の部品は自動車に付いているエンブレムの周りに取り付ける部品で、一般的な外装部品であれば、このように、手で磨いた程度でも十分ご満足頂けると思います。
内側・裏面は見えなくなるので必要ないと言う事で、素地のままです。材質はステンレスです。

ロボット用部品

  • 2010/12/09 11:41

155.jpg

弊社ではよくロボット用部品を製作致しますが、その中でもかなり小さな部類のものです。

アルミ製で、光沢黒アルマイト仕上げとなっております。

アルミ部品

  • 2010/12/06 10:54

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バイク/自動車用の部品をアルミのA7075材で製作致しました。

光沢黒アルマイト仕上げです。

多種多様な部品ですが、全て自社生産で加工を行っております。
メッキは、専門の工場へ依頼しております。

ロボット用部品

  • 2010/12/03 09:23

154.jpg

ロボットの部品をアルミで製作致しました。

モーターと繋がって、タイヤ(ホイール)として使用するとのことです。

黒アルマイト(光沢)仕上げです。

 

バイク用部品

  • 2010/12/01 15:16

153.jpg

ステンレスでバイク用の部品を2個製作致しました。

ネジ部分は特殊なサイズなので相手部品をお借りして、合うように加工しました。
ネジの上部に溝が切ってありますが、ここにOリングが入るようになっています。

自動車やバイクのパーツでは、このようなOリング溝を加工する事が多いです。

Oリングは色んなサイズ・材質がありますが、弊社でも毎日のように扱っているパーツで、購入はもちろん、Oリングの規格さえ分かれば、そのサイズ用の溝を加工しますので現物が無くても大丈夫です。
ご遠慮なくお申し付けください。

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