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2010年10月05日の記事は以下のとおりです。

レンズ用アダプター

  • 2010/10/05 10:14

ファイル 137-1.jpg
アルミ製リングは当ブログで何度もご紹介しておりますが、弊社が光学部品を主に扱う工場と言う事で安心してお任せ頂くお客様が多く、大変ありがたく思います。

レンズ関係の部品は、外観部分はもちろん、内部の見えないところにも取り扱いを気を付ける必要があります。
特にレーザー機器部品で多いのが、光の乱反射を防ぐ為に傷などがあってはならない、と言う事です。
カメラ用の部品でも、出来上がった写真や画像に余計なノイズが発生する事を嫌うので、傷に注意し、メッキは光沢を抑えたつや消しになります。

上の写真は外側と内側にねじ山がある単純なアダプターですが、ネジ穴やバカ穴などの小さな穴が一切ないので、内側のねじ山をメッキ用の接点として使用致しました。

接点というのは、アルマイトは電気を流してアルミ材に被膜を形成する為、材料に電気を流す為の場所が必要になります。
結果、その部分だけメッキが付かなくて、下の写真のような、一見すると傷があるような状態になります。

アルマイトには必ずこの接点が必要となりますが、どこにその接点を指定するか、注意する必要があります。
外観の目立つところは外さなくてはならないのは勿論、内部であっても、光が通るようなところは避けなくてはなりません。
今回は、ネジは全て隠れてしまう事が分かっていた為、ねじ山を接点として利用させて頂きました。

傷やメッキ不良と見受けられるような部分ですが、使用上差し支えない他、メッキする上でどうしても付いてしまう部分ですので、今後ご依頼頂く際には、何卒ご依頼頂きますよう、お願い致します。

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