イカリング
- 2010/10/28 18:21
自動車のヘッドライト用イカリングを製作致しました。
無数に開いた穴にLEDを差し込んで使用するものです。
寸法は細かな部分まで全てお客様にご指定頂き、弊社の方で精密加工致しました。
材質はSUS304です。
写真をご覧になると分かるかと思いますが、大きい穴とは別に、ごく小さな穴が3ヵ所開いています。
ステンレスに対しての細穴加工は1mm以下でも全く問題ありません。写真の製品は直径0.4mmです。
東京・新宿にある町工場からお届けしています。掲載している製品は、全て個人のお客様からご依頼頂いたものです。
個人のお客様は1-OFF.jpもご覧ください。お問い合せはinfo@micro-ind.co.jpまで。
2010年10月の記事は以下のとおりです。
自動車のヘッドライト用イカリングを製作致しました。
無数に開いた穴にLEDを差し込んで使用するものです。
寸法は細かな部分まで全てお客様にご指定頂き、弊社の方で精密加工致しました。
材質はSUS304です。
写真をご覧になると分かるかと思いますが、大きい穴とは別に、ごく小さな穴が3ヵ所開いています。
ステンレスに対しての細穴加工は1mm以下でも全く問題ありません。写真の製品は直径0.4mmです。
弊社で製造・販売させて頂いているカメラグリップという商品がありますが、オリジナルでグリップの製作をご依頼頂くお客様も多く、これまでに何度もオーダーメイドで製作してきました。
今回ご紹介するカメラグリップは、これまで製作した中でも最小サイズで、コンパクトカメラに取り付ける際、出来るだけ小さく納めたいとの事でこのようなデザインになりました。
使用の際には、小指を引っかけるようにして使用致します。
目から鱗が落ちるようなアイデアで、コンパクトサイズながら、ある程度のホールド性を保ちますのでとにかく小さく、と言う方にはお勧め出来るサイズです。
弊社商品と同じように、加工後マットブラック仕上げにてお納め致しました。
以前ご注文頂いたお客様より、使用状況の写真と、弊社部品を使用して撮影した写真をお送り頂きました。ありがとうございました。
このお客様は、遠くイースター島で皆既日食を撮影する為に弊社に部品製作をご依頼頂きました。
望遠鏡やその周りの部品は販売を終了してしまった部品も多く、今回それに合せての部品製作となりましたが、無事撮影が完了したとの事で嬉しく思います。
また製作した部品を利用して撮影した写真を拝見する事もありますが、私のような写真の素人からするとプロ級の写真ばかりで、頂く写真はどれも素晴らしい物ばかりです。
弊社で製作した物とは違いますが、関連写真としてこれからも掲載させて頂きたいと思いますので、もしご面倒でなければ写真をお送り頂ければありがたいです。
アルミ製リングは当ブログで何度もご紹介しておりますが、弊社が光学部品を主に扱う工場と言う事で安心してお任せ頂くお客様が多く、大変ありがたく思います。
レンズ関係の部品は、外観部分はもちろん、内部の見えないところにも取り扱いを気を付ける必要があります。
特にレーザー機器部品で多いのが、光の乱反射を防ぐ為に傷などがあってはならない、と言う事です。
カメラ用の部品でも、出来上がった写真や画像に余計なノイズが発生する事を嫌うので、傷に注意し、メッキは光沢を抑えたつや消しになります。
上の写真は外側と内側にねじ山がある単純なアダプターですが、ネジ穴やバカ穴などの小さな穴が一切ないので、内側のねじ山をメッキ用の接点として使用致しました。
接点というのは、アルマイトは電気を流してアルミ材に被膜を形成する為、材料に電気を流す為の場所が必要になります。
結果、その部分だけメッキが付かなくて、下の写真のような、一見すると傷があるような状態になります。
アルマイトには必ずこの接点が必要となりますが、どこにその接点を指定するか、注意する必要があります。
外観の目立つところは外さなくてはならないのは勿論、内部であっても、光が通るようなところは避けなくてはなりません。
今回は、ネジは全て隠れてしまう事が分かっていた為、ねじ山を接点として利用させて頂きました。
傷やメッキ不良と見受けられるような部分ですが、使用上差し支えない他、メッキする上でどうしても付いてしまう部分ですので、今後ご依頼頂く際には、何卒ご依頼頂きますよう、お願い致します。