望遠鏡部品
望遠鏡の内側に取り付ける部品を製作致しました。
材質は一般的なアルミ、A5052Pで、加工後の状態はこのようになります。
上面は円筒の内側にフィットするようカーブがついており、昔であれば旋盤で丸くした後、カットするような加工を行っていましたが、現在はワイヤーカットでそのまま切り抜く事が出来るので便利な時代になりました。
レーザーでもこの厚みを加工するのは難しいので、正にワイヤーカットにうってつけの加工でしょう。
これまで当ブログで何度もご紹介しておりますが、ワイヤーカット加工でカットした表面はこのようになります。
梨地状、ザラザラ、などと表現しております。
光学系部品では艶消し黒アルマイト加工する事が多いですが、表面を薬品で荒らしてメッキを付ける為、ワイヤーカットで加工した表面も、全く目立たなくなります。
メッキ無しで、外観に光沢が必要な場合には、あとから手作業で磨く加工を行う時もあります。
磨き加工後の状態は、いずれまたご紹介させて頂きます。