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2010年07月02日の記事は以下のとおりです。

望遠鏡部品

  • 2010/07/02 11:50
  • カテゴリー:

ファイル 106-1.jpgファイル 106-2.jpgファイル 106-3.jpg

望遠鏡や超望遠ズームレンズなど、大型の光学製品をお使いの方は、しっかりとした剛性をお求めになる事が多いようで、既製の製品ではガタがあったり耐久性の面で問題があるとのことで、ご注文には至らないまでも、このようなお問い合せは頻繁に頂いております。

今回のお客様は望遠鏡をお使いですが、現在お使いのチルト(角度を傾ける)機構は角度を自由に変えられるメリットがある反面、固定力が弱い場合があり、角度固定でがっしりとしたアダプターをお求めとのことでした。

弊社でも設計の傍ら、シータ、ゴニオなどと言った角度を決める機構を検討したり、お客様の図面で製作したりしておりますが、角度を決めたあと、いざ固定となると中々難しく、上に重たい物が載る場合にはそれなりに大きな装置になって、固定具も大きくなり、コンパクトにまとめるには難しい部分があります。

ただ逆に、角度さえ固定してしまえば、角度を決める機構は一切要りませんので形状が簡略化でき、コスト削減に繋がる他、剛性は比べものにならないほどしっかりしたものになりますので、光学製品でも、角度を少しずつ変えた部品をこれまでに幾度となく製作してきました。
このような際、光学メーカーの研究部門のお客様で、角度を変えて、何パターンかで実験する、というお話しを伺ったことがあります。

今回のお客様はもちろん個人の方ですが、下は望遠鏡の架台に取り付ける部品、上は望遠鏡、そしてこの二つのアダプターを結ぶ角度を決める部品、3つで構成されており、とてもシンプルで必要最低限の条件を満たす作りになっております。

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