自転車用パーツ
今回はアルミ製自転車用パーツをご紹介します。
材質は、当ブログではお馴染みのA7075で、無垢材からの削り出しになります。
自転車用ディスクブレーキの台座です。
当初、お客様から手書きのイラストを頂きましたが、穴と穴のピッチだけ正確で、他の部分は大体で良いと言うお話しでしたので、弊社の方で設計・製図を行いました。
以前より何度か当ブログでもご紹介しておりますが、アール(丸み)の部分については、例え現物をお預かりしても、同じ物は製作出来ません。もちろんアールの寸法を指定して頂ければ問題ありませんが、たとえば意匠性の高い外観部品などで、アールが微妙に異なる事で問題が発生するような場合は、お引き受けできません。
今回の部品の場合、自転車に取り付く穴などはもちろん正確である必要があり、これはお客様の方で指定して頂く必要がありますが、その他の部分は軽量化のため、及び外観デザインのためで、それほど重要でないという事でしたので、弊社の方で適当な数値を決めさせて頂きました。
アールはもちろん半径サイズのことですが、この他に、楕円形状や、角度が付いた物も、正確には測定出来ないので、弊社の方で測定して製図する事はできません。
お客様の方で寸法を指定して頂き、その通りの図面を製図致します。
図面に対する品物の寸法保証は致しますが、図面が違う事によるトラブルに関しては保証致しませんので何卒ご了承ください。
さて設計段階のデザインについてはこのようになります。
4ヵ所ある穴は、全てお客様のご指定で、外周部のアールはこちらで決めたものです。
このデザインを元に部品図を製図し、寸法を記入してお客様の方にご承認頂いてから加工をスタートしました。
最後に、お客様から頂戴した写真を掲載させて頂きます。
無事に取り付いたとの事で、安心致しました。
画像をお送り頂き、ありがとうございました。