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2010年02月09日の記事は以下のとおりです。

アルミ製軸

  • 2010/02/09 08:32
  • カテゴリー:

ファイル 61-1.jpg

非常に簡単な形状で申し訳ありませんが、こんな簡単なものでもお引き受けしております。価格は1個3,000円です。(税抜)

ちょっと高いな、と思われるかも知れませんが、外径サイズが0.01mm単位まで指定されており、公差も付加されている、それなりに精度が要求される部品です。

お話を伺ったところ、やはりこの程度の精度が必要とのことで、若干コストが掛かりますが、ご了承頂きました。

今回のように、形状が単純であっても精度が必要になると加工時間が掛かるのでコストが上がります。
このような事は恐らくどの工場へ依頼しても同じだと思います。

例えば、10.00mmを狙って加工して欲しい、という場合と、狙いは10mmで、0.1mm程度はズレてもいいよ、という場合では全く要求が違うと言う事がお分かり頂けると思います。

寸法に「10」とある場合には10mmを狙いますが、弊社では±0.1mm程度の誤差を許容範囲としています。
0.1mmもズレては困る、と言う場合には「10±0.01」等と指定して頂き、その通りに加工致します。

ここで気を付けて頂きたいのは、例えば穴のサイズを「φ10.1」と指定して頂く時です。
φ10.1となっていると、私共は、恐らくφ10の棒かM10のネジが入るのだろうと想像しますが、先程の許容範囲を当てはめると、φ10.1は、「φ10.0 ~ φ10.2」までOK、という事になります。

φ10.1と書いているのにφ10.0になっているのはおかしい、と思われるかも知れませんが、そうならないために、寸法公差という物があり、精密加工業では、この公差を沢山使用しています。

この場合は、「φ10 +0.1 / 0」と書く事で、「φ10.0 ~ φ10.1」の範囲で加工せよ、という意味になります。

φ10.1とだけ書くとφ10.0でも良いわけですから、φ10の棒は入らない恐れがあります。そうならない為にも、是非お客様の方でも、公差を利用して頂きたいと思います。

公差無しの寸法を指定して頂いた場合は、こちらからお問い合せすることもございますが、「この穴には10mmの棒が入る」等の仕様説明などを頂けると、その後の打ち合せがスムーズになるかと思います。

間違いのない品物をお届けする為に、ご面倒かとは思いますが、何卒ご協力頂きたいと思います。

参考までに、弊社へご依頼頂く際の注意事項がまとめてありますので、宜しければこちらをご覧ください。

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