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2009年12月11日の記事は以下のとおりです。

ワイヤーカットの加工面

  • 2009/12/11 17:32
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「ワイヤーカット放電加工機」という工作機械をご存じでしょうか。
その名の通り、金属ワイヤーに電気を通し、水中で放電することで金属そのものを溶かして切断する機械です。

小さな写真ですが、下のような機械です。
弊社の設備は、この機械を含めてこちらに紹介してありますので興味のある方はご覧ください。

放電して溶かして切断する、という特性上、どうしても金属の表面が荒れてしまいます。梨地状と表現したり、ザラザラ、とお伝えする時もあります。

言葉では説明しづらいので、ブログを通じて加工後の表面をご紹介させて頂きたいと思います。

アルミを切断した例。
色はそれほど変化ありませんが、表面が荒れて、光沢が失われます。
ファイル 45-1.jpg

ステンレスの例。
表面の荒れ具合はアルミと変わりませんが、色が茶色や黒に変色してしまいます。
ファイル 45-2.jpg

ワイヤーカットはあらゆる形に切断でき、かつ精度も非常に高いので弊社でも頻繁に行う加工ですが、表面が荒れてしまうのが難点です。
ただこれらの写真のように、外側に露出している部分は、磨き作業を行うことが出来るので、手作業で磨いてから納品する場合が多いです。
お客様の側で、磨く必要が無いという場合には、磨きません。
手作業で磨くと精度が落ちるので、外側部分に寸法精度が必要な場合は、出来るだけ磨かない方が良いと考えています。

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