ストロボボックス 2
- 2009/10/23 15:31
少し時間が空いてしまいましたが、ストロボボックスの続きをご紹介致します。
このご依頼では、現在お持ちのストロボに、単純にストロボボックス自体を取り付けるというもので、コストが掛からないよう、出来るだけシンプルに、部品数を少なくと言う事を心がけました。
この部品はそのストロボに直接取り付く部分のアダプターで、ストロボボックスが左右に傾斜する為に溝が掘ってあります。
この部分にストロボボックスの重量が掛かるので、割と厚みを持たせてあります。
内径部にはメスネジが切ってあり、ここに前回ご紹介したカバーが取り付きます。
平面部に螺旋のような模様がありますが、これはエンドミルと呼ばれる工具が走った跡で、厳密には数ミクロンの段差があるのですが、触った程度では分かりません。
光学部品でこのようなカッター跡を不可とする外観部品がありますが、その場合には旋盤で加工し、なおかつサンドブラストを行って表面を綺麗にする方法があります。
つや消しメッキを行うだけでも、相応の効果がありますが、今回は個人の方のご依頼ですので、少しでもコストを下げるために削ったままの状態でお納めしております。
次回は完成状態をご覧頂きたいと思います。
PS:
最近、当ブログをご覧になった上でご感想を頂いたり、興味をお持ちになり、ご質問を頂くケースが増えてきました。
大変ありがたいことで、ブログを始めて良かったと思っております。
このブログに関する事、加工の事、材料の事、どんな事でも結構ですので、お気軽にお問い合せください。